本当に単なるパフォーマンスなのか

ambassador
さて、新年早々爆発した「安倍普三のキチガイ」ですが、私はちょっと、違う見方をしています。
まともな人たちは、今回の韓国大使引き揚げ事件は、「外交で失敗続きの安倍のパフォーマンス」というふうに見ているでしょうし、安倍側に、そういう目的があったことには、違いありませんが、「根本的な理由」は、それではありません。
もちろん、韓国とアメリカ両方の政治的空白に、安倍普三がつけこんだということも、あるんですが、それも、根本的な理由ではない。
そもそも安倍は、反中であって、反韓ではありません。
アレのじいさんは、中国との因縁があったのであって、朝鮮半島を恐れていたのではありません。
なので、知能の足りない孫へは、中国への反感ばかりを教えていましたが、朝鮮が悪いとか、朝鮮を怖れろとか、叩けとか、そんなことは、ほとんど教えていないはず。
だからこれは、THAADでしょう。

トランプが就任したら、THAADが置けなくなる

どうしてTHAADなのかというと、まず、トランプが就任したら、韓国にTHAADを配備する見込みは、かなり低くなるからです。
どうしてか。
それは、トランプが親プーチンだからで、今後、プーチンと話し合うと言っているからです。
そうなると、韓国にも日本にもTHAADは置かせないと言っているプーチンのことを考えれば、トランプが大統領になったら、韓国へのTHAAD設置話は、遠のくというのが、普通です。
プーチンが、シリアの話だけをしてくれるなんてことは、有り得ません。
プーチンは、韓国にも日本にもTHAADは置かせないということで、ここは絶対に譲りませんから、トランプが、プーチンとの話し合いを続けたいのであれば、ここで相違点を残したまま、シリアの話をすることなどは、できません。
だから?
トランプが大統領になる前に、韓国にTHAADを置かせようと、国内の反対をおさえて、まとめろと、それでしょう。

韓国がアメリカに「頭を下げて頼む」という形を作る

日本に大使を引き揚げられた韓国がすることは、まずは「アメリカに頼む」でしょう。
「なんとかしてください」です。
そうなると、アメリカは、「今忙しいんだけど…」と、渋々ですよね。
「トランプに頼んだらどうなんだ…」とか、「だいたいキミのところは、まだTHAADも置いていないじゃないか」とか。
そして、THAADを置かせて、あわよくば、オバマのレガシーの最後の仕上げをする。
「日韓の関係修復を演出したアメリカ大統領」と。
もしもそこまで行かなかった場合でも、アメリカのレジームチェンジ勢力にとっては、トクなんですね。
トランプ政権の出だしを困難にしておくという意味で、トクである。
トランプは、まずは日韓関係の修復から手をつけなければならない。
ほかにもいっぱいやることがあるのに、そんなことまでやらないといけない。
だから、どっちに転んでも、オバマ側がトクなんです。
もちろん、今回のことで、日本がトクをすることなんか、ひとつもありません。
損ばっかり。

「慰安婦像」問題を、日本の国益にする方法

慰安婦問題への取り組みで、最も日本の国益に寄与する方法とは、きちんとした歴史教育をやって、日本の政治家が、元慰安婦の人たちを侮辱するようなことを言わなくなって、日本国民が、二度と繰り返してはならない恐ろしい間違いだったという共通認識を持つこと、です。
そうなったら、韓国の人たちが、「やっと治ったね」と言ってくれて、そうなれば、中国の人も、ほかの東南アジアの人も、「おまえらはダメ」とは言わなくなって、みんなに認められて、仲良くしてもらえる。
アジアじゅう、どこへ行っても、もう、罵られることはない。
さらに、西洋人からも「おまえらは反省が足りないから、原爆のことで被害者ヅラをするなどは、100年早い」「反省をしていないおまえらには、まだ、罰が必要なんだ」などと、見下されなくても済むようになる。
それが、本当の日本の国益です。
慰安婦像というものは、建ったものに対して、「撤去しろ」ということで解決するものではありません。
そうではなく、加害国にとって「一番いいこと」は、その像を自分たちで引き取って、自分たちの敷地の中の、目立つところに展示するということです。
もしもそれができなかったならば、像の周りとかに、誰か、日本の代表者の名前を掘ってもらうこと。
本来ならば、首相とか、外相とか、なんかそういう人の名前を、「哀悼の言葉」とともに掘ってもらうのが、いいんですが。
そのことによって、慰安婦像というものが、「日本人全体への敵意」という意味合いのものではなくなる、ということです。
だから、「そういうことをさせてください」という話こそが、本来の「交渉内容」であるべきなのです。
「とにかくどけろ」「金は払うから」とか、そういうのは、交渉とは言わず、恫喝です。
加害国の側が、恫喝するなんていうのは、有り得ない話で、例えばですが、アメリカ大使館の前に、はだしのゲンの銅像を建てたら、
「原爆投下は、正しかったんだから、文句を言うな」
「蒸し返すな」
「とにかく銅像をどけろ」
「金は払う」
と言われ、撤去しなかったら大使が帰ってしまったとか、そういうのと同じでしょ。
もしもそうなったら、「こっちが悪かった」とか、思いますか。思いませんね。

慰安婦合意成立のときは、こう↓だったのに
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トランプの邪魔と、自分のレガシーづくりに全力を上げている

12月中旬以降、オバマ政権がやっていることは、すべて「トランプがやりにくくなるように」という目的で、なされています。
ここで紹介したようなこと以外にも、いっぱいやっている。
だから、今回のことも、安倍普三が、黙って勝手にやったというふうには、私は思わないし、逆に、いつもどおり、アメリカの指示で動いているというほうが、考えられる。

ソウルの裁判所が慰安婦合意の交渉文書開示を命令 : 脱ガラパゴス~海外ニュースななめ読み~