1週間での変化は

さて、トランプが大統領になってから1週間、何が変わったかというと。
…表でわーわーやっていることは、想定されていたことの範囲内ですから、大した話ではないようです。
メキシコともめているとか、これは、そうなるだろうという話だったのであって、もしもですよ、あのメキシコのハンサムな大統領が、「壁ができては困るから、トランプは大統領にしたくない」と思っていたとか、ソロスあたりに買収されていたとしたら、必ず、選挙期間中に同じことを言っていたはずなんですね。
そうに決まっています。
トランプを落としたいならば、選挙期間中に「壁の金など払わん」と言っていればいいという話。 それが、選挙が終わるまでは黙っていたわけですから、結局は「壁は作ってもらいたいが、金は払いたくない」という話でしょう。
だから、ゴネてみると。
壁を作るというのは、トランプが言い出した話ですから、結局は、アメリカの持ち出しで作ることになる。
払うか払わないかとか、そういうのは、この先10年くらい、ずーっともめるんじゃないんですか。

挑発をしても、ISISからの報復宣言がない?

テロリストに対しては、水責めでもするぞと、これなんかも、「変だな」と思ったのは…。
ISISが、アメリカの大統領のそういう挑発的な発言に対し、「報復予告」とかをしていませんね。
変だと思いませんか。
どうしてしないの。
さらに…考えてみたら、トランプが大統領になってから、「テロ」のニュースを見た記憶がない。
本来ならば、テロリストには、「アメリカの大統領の交代」なんか、関係はないはずですよね。
でも、年末から年始にかけて、あれだけあちこちで起こっていたテロが、どうも、ここ1週間は、起きていないようである。
偶然かもしれない。ほんの1週間ですから。
でも…なんか、変じゃないの。
テロリストが、本当に、誰の命令も受けない「フリーのテロリスト」であるならば、アメリカの大統領が変わったからといって、「テロを控える」なんてことが、あるはずはない。
とにかく滅茶苦茶にしてやるというのが、目的ですから、他人の都合なんて、気にするはずがありません。
もしも、そういうことが「ある」のだとしたら…それは、彼らは「命令を受けているテロリストだから」ということです。
企画者が別にいて、その「企画者」というのは、アメリカの大統領の交代に左右をされる誰かである、そういうことになる。
だから…これまでに起こっていたテロの多くは、「ヒモつきテロ」だったんじゃないのか、そういう話にもなってくる。
「やれ」とか言われてやる、そういう。

ネタニエフに「自重」を求めた?

いっぽう、こんな記事も見ました。
Trump, Netanyahu hold "very warm" first phone talk - Global Times
neta
就任後初のトランプ×ネタニエフ電話会談があったと。
トランプ側は、ネタニエフに対し、2月に訪米して欲しいと言ったと。
イスラエル政府側の発表によると↓
A statement released by Israel's Prime Minister's Office characterized the talk as "very warm."

イスラエル首相官邸の声明では、電話会談を「とてもなごやかな雰囲気」だったとした。

"The two leaders discussed the deal with Iran, the peace process with the Palestinians and other issues," the statement read.
Netanyahu told Trump he wishes "to work to advance peace and security in the region" in a full collaboration with the new administration.

「両者は、イラン問題、パレスチナの平和プロセスやほかの問題について話し合った」
ネタニエフは、トランプに対し「地域の平和と安全の進歩のために、新政権には全面的に協力してほしい」と述べた。
まあ、これまでの流れと同じですね。
アメリカ大使館の「移動」の件については、トランプの報道官のスパイサーは、
"We are at the very beginning stages of even discussing this subject,"
「その問題の協議については、まだ始めたばかりの段階である」
と言ったようです。
「する」とも「しない」とも、「いつする」とも、言っていない。
まあ、トランプが選挙期間中に言ってきたことですから、いちおうは「やるやると言い続ける」という方向性でしょうが…実際には、できないと思うので笑、こういう言い方になってくるというのは、うなずける。
本当に注目すべきなのは、↓ではないかと。
Earlier on Sunday, Netanyahu asked his security cabinet to postpone a vote on bill to annex Ma'aleh Adumim, a major West Bank settlement, citing a request by the administration "not to make surprise moves but to draft a joint policy."

日曜日早くに、ネタニエフは防衛担当に対し、ウェストバンクで最も主要な入植地であるMa'aleh Adumimを併合するための投票を延期するように言った。これは、「合同の政策方針を固めるまでは、想定外の動きは控えてほしい」というトランプ政権からの要請によるものとした。
さてここで、私はthe administrationを「トランプ政権」と訳しましたが、それしかないと思うので、そうしました。
これを「ネタニエフ政権」というふうにすると、かなり意味が通らないと思うので。
ネタニエフがa requestをcite(引用)するというんですから、a requestを出した主体が、「自分のところ」のはずはない。
だから…トランプが、電話で、そう言ったという意味合いになる。
そうだとしたら、最近、発狂して、シリアの空港を空爆したりしていたイスラエルに、広汎な「自重」を求めたという、そういう意味合いになるのではないのか。
「実際に会って、一致した方針を決めるまでは、勝手なことはしてくれるな、そうしないと、この先の流れも、台無しになってしまう」とか、言ったんじゃないのか。

ほかではどう言っているか…
Trump, Netanyahu Have 'Very Nice' Phone Call As Embassy Speculation Swirls : The Two-Way : NPR
Netanyahu said Sunday that his cabinet members had "unanimously" decided to hold off on a final decision on the annexation proposal in the West Bank until he meets in person with Trump, The New York Times reports. Netanyahu says that meeting in Washington, D.C., will take place in February.

ニューヨークタイムズ誌によると、ネタニエフは日曜日に、トランプとの会談までは、(ネタニエフの内閣は)全員一致でウェストバンクの併合決議を停止することに決めたと述べた。
会談は、2月にワシントンD.C.で予定されている。

初の外交成果?

ふむ、NYTによりますと、Ma'aleh Adumimの併合を正式にされるというのは、かなり大変なことになると、またたくさんの血を見ると、だから、取りあえずは延期してもらうしかない。
NYTでは、それを、トランプは、さらっとやったと、言っていますね。
Israeli Leader Accepts Invitation From Trump to Visit US - The New York Times
While Trump has not expressed an opinion on the annexation, he has signaled a softer approach toward the settlement movement than any of his predecessors.

トランプ自身は、併合について意見を明らかにしていないが、ほかの前大統領の誰よりもソフトなアプローチで、入植の動きについて示唆した。
ふむ。
もしもこれが、「そういうこと」であるならば、私が思っていたのと、同じようなこと(イスラエルを発狂させないように、適当にエサをやりつつ操縦)なんですが、とにかく、まだ就任したばかりですから、わからない。
しかし…考えてみたら、もしもこれが「オバマ」だったとしたら、「取りあえず併合は延期してくれ」と、電話一本で頼めましたかね。
…無理でしょうねえ。
だから、NYTでは、これはトランプ初の外交成果ではないかと、していますね。
もちろん、NYTというのは、「アメリカの既成の大メディア」なわけですから、基本的にはアンチトランプです。

イスラエルとサウジを操縦すれば、テロが起こらなくなる?

そんなわけで、もしも、トランプが大統領になってから、そんなにテロが起こらなくなったとしたら…ですよ、それは取りあえず「イスラエルの操縦に成功しているから」ということに、なるのではないか笑。
「水責めでもしてやるぞ」などと挑発をしていても、オバマのときほどには、起こらないのだとしたら。
ということはまあ、ざっくり、「そこ」と、テロの間に、関係があるという意味になるわけですが。
あとはサウジ。
ここも操縦しておかないと、たぶん、またテロが起きる。
どうやるつもりなのかは、わかりませんが。
そういえば、一時的に入国を禁止する相手国の中に、サウジが含まれていなかったんですが(アフガニスタンも)、9.11のことを考えれば、これは含めるほうが普通。
Hijackers in the September 11 attacks - Wikipedia
9.11の犯人たちの国籍。緑のは全部サウジ。
hijackers
しかし…。
Trump to halt U.S. entry from several Middle Eastern countries | TheHill
Iraq, Syria, Iran, Sudan, Libya, Somalia and Yemen
イスラエルと同じように、「懐柔方式」をやるつもりなのであれば、サウジを含めないというのは、わかるかな。
アフガニスタンやチュニジアは、どうして入っていないのか、わかりませんが。
そして、テロを起こさせないためには、最も重要な「操縦相手」がもうひとつ…CIAですね。