1月27日は「ホロコースト記念日」

さて、1月27日というのは、アウシュビッツが解放された記念日ということで、「ホロコースト記念日」ということになっているそうなんです。
…そうだったのか。
anne
そして、日本ではほとんどスルーされていても、ユダヤ人との関係が深いアメリカでは、ホロコースト記念日に、大統領が声明を出すという慣例があるのだという。
へー。
そうなんだ。
そして…今回、トランプが大統領になって、初めてのホロコースト記念日に出した声明が、「けしからんのではないか」ということで、いちゃもんがついたようである笑。
えっ。
どうしてなのか。

「ユダヤ人という言葉が入っていないからイカン」

WH defends Holocaust statement that didn't mention Jews | TheHill
それは、文面の中に、「ユダヤ人」が入っていなかったからだというんですね。
ホロコーストで殺されたのは、圧倒的にユダヤ人が多かったのに、どうして「ユダヤ人」というふうな言葉が入っていないのか、それを言われたんです。
言い出したのはどうやら、現状ではトランプの天敵のCNNだったようです。
しかし、トランプの敵は、CNNだけではないので、あちこちから参戦する人がいる。

この上の部分が、今回の声明だったそうです。
確かに、ユダヤ人とは書いてない。
私が、ラフに訳してみます。
国際ホロコーストデーにおける大統領の声明

ホロコーストの犠牲者たちや、生存者たち、ヒーローたちのことを思うと、非常に重苦しい気持ちになる。
ナチの蛮行によって、罪のない人々にもたらされた苦難と恐怖は、計り知れない。

それでも、ヒューマニティの最悪の時期に、灯りは最も明るく輝いたに違いない。
亡くなった人たちのことを思う時、無実の人々を救うために自分の命を危険に晒した人たちに対し、深い感謝を覚えるのである。

犠牲になった人たちの名において、私は、大統領として、そして自分の人生の限り、出来る限りのすべてのことをすると誓う、悪の勢力が、善き力を負かすことのないように。
共に、愛と寛容を世界中に広めよう。
…えーこれの、どこがいけないんだろ。
確かに…「ユダヤ人」という文字は、入っていないが。
いつものトランプの演説のように、わりと「アツい」感じで、書いてあるから、もしかすると、また、バノンが書いたのかもしれないな。

CNNの指摘に対し、報道官のヒックスは、「すべての犠牲者を考慮してある」と答えたという。
さらに、以下のハフィントンポストのリンクを示し、ホロコーストで亡くなったのは、ユダヤ人だけではなくて、ユダヤ人が600万人殺されて、それ以外にも、500万人の非ユダヤ人が殺されたというふうに答えたんだそうです。
そうそう、ホロコーストというのは、ユダヤ人以外にも、いろんな人がターゲットにされていたんだけれども、もちろん、一番多かったのは、ユダヤ人だった。
この人が表を出していますね↓
…どうやら、前の大統領みたいに「ユダヤ人が」とか、「アンチユダヤがひどくて」とか、そういう言葉が入っていないということで、揚げ足を取られたということみたい。
ブッシュとオバマのときには、それが入っていたんだそうです。
へー。
というか、それが、どうしてそんなに問題になるのか?

イスラエル本土は、文句を言っていない?

というか、私はちょっと、変なことに気がついてしまったんですが、今回の声明で、イスラエル政府が文句を言ったなり、ネタニエフが、仲良しのトランプに電話をしてきて文句を言ったとか、そういうことは、ないみたいなんですね。
…だから、文句を言っているのは、アメリカ国内のユダヤ系の人か、ユダヤ系じゃなくても、親ユダヤでシオニストの人。
…ということは?
ユダヤ人には、派閥対立があるのではないのか?

ユダヤ人は、派閥割れをしているのではないのか

まあ…前から、薄々思っていたんですが、どうも変だと。
やはり、アメリカ国内のシオニストたちと、イスラエル本土の間で、「利害は完全には一致していない」のではないか。
例の、昨年暮れの国連のイスラエル入植非難決議だとか、あそこらへんは、オバマつまり、ソロスとかのアメリカ国内のシオニストに操られている人が、主導したわけですね。
しかし、ネタニエフは完全激怒で、発狂していましたから、これが「打ち合わせた上での仕込み」だったということは、有り得ない。
その直後に、ネタニエフの汚職疑惑で捜査が入ったとか。
なんなんだ。
だからやっぱり、なんかあるんですよ。
シオニストの間の内輪争いとか、派閥割れ、みたいなのが。
あるとしたらそれは、「両者の利害が完全には一致しなくなったから」です。
シオニストというのは、ジョンソン大統領のころに、アメリカ政府を乗っ取ったわけですが、そのころには、本土(イスラエル)との利害は、一致していたんでしょうが、それから何十年もたったら、やっぱり、事情が違ってきたのではないか。
世代も変わるし、アメリカで生まれた人も多くなる。
ユダヤ人ではないシオニスト、つまりクリントン家みたいな人たちも「仲間」だから、その人たちの利益も、守らなければならなくなるとか。
…まあ、なんか、変ですよね。
アメリカ国内のシオニストたちの動きと、イスラエルの動きが、一致していない。

本土の人間の意思が優先される

しかし、こういう場合は、「本土」を押さえたほうが、勝ちなんですね。
ユダヤ人に限らず、「外」に出て行った人たちというのは、本土で暮らしている人たちよりも「発言権が低下する」というのは、これは当たり前。
韓国でもそう、中国でもそう。
チベットやウイグルだって、そうなんですよ。
外に出て行った人が、いくら「祖国のためには、こうじゃなきゃいけないんだ」などと、力説したとしても、本土の人たちが「そうじゃない」と言えば、それまでの話。
例えばですよ、アメリカに移住した日系人が、慰安婦像のことで、韓国系アメリカ人と対立して、けんけんやっているとか、裁判までやっている、しかしですよ、本土にいるわれわれが、「そんなことしなくていい」「余計なことすんな」「こっちでちゃんと対処するから、任せろ」と言えば、本当は「それまで」なんですよ。
だから、私が、その人たちに接触をしようとしたら、誰ひとり出てこなかったんですよ。
誰も。
それは、私に「余計なことすんな」と言われたら、言い返す言葉がないから、彼らが「よかれと思って」じゃんじゃんやっている「嫌韓」が、無意味なものになって、終わってしまうからです。
そういうことがわかっているから、本土から来た日本人だとわかると、「嫌韓をやっているアメリカの日系人」は、誰も接触をして来ない。
だから、私たちは、日系人に対し、「自分たちがどうしたいのか」ということを言う権利があるし、言えば、こっちの言うことのほうが優先されるんです。
そういうこと。

今のところ、全ユダヤ人の棟梁はネタニエフ

だから、トランプは、ネタニエフを押さえているうちは、トランプのほうが「強いカードを持っている」ということに、なるんだけどな。
現在のところ、「全ユダヤ人の棟梁」という人は、ネタニエフなわけですね。もっと偉い人もいたけど、ほかの人は、もう死んでいると。
だから、イスラエルのユダヤ人も、外国に移住したユダヤ人も、「ユダヤ世界」においては、ネタニエフよりは偉くない。
はずなんです。
…しかし、「名目上はともかく、実際には、そうじゃなくしようとしている」というのが、ソロスとかなんじゃないのかな。
そんな気がするな。まーソロスなんかも、いつ死んでもおかしくない年だから、この人が死ねば、いっぺんに事情は変わるということは、あると思うんですよね…たぶんだけど…。