怠惰な編集者の悲劇

えーと、前の記事(過去記事:)の事件の関係ですが、ちょっとおかしなことがあったそうです。
↓「フェイクニュース:デイリー・ビースト誌がケベックのモスク襲撃の偽情報に担がれ、白人至上主義者のせいにする」
実は、このケベックの乱射事件について、あるツイッターの「パロディーアカウント」が、偽情報をツイートしたところ、それに引っ掛かってしまった「商業誌」が、あったというんです。
それは、the Daily Beast誌という…以前にも、一度触れたことがありますが、あのクリントンの娘のチェルシーが関係しているサイトという話でした。
今回、そのパロディーアカウントが流したのは、「ケベックの乱射テロ犯は3人で、そのうちの2人が逮捕され、名前は○○と××、両方とも白人至上主義者だ」という情報でした。
○○と☓☓というのは、その偽アカウントの運営者たちの名前をもじったもので、知っている人なら、見れば誰でも「偽情報だ」とわかるらしいんです。
さらに、その運営者たち2名(白人)の写真が添えられていた笑。
そしたら…the Daily Beast誌の編集者が、ほかの情報を何も確認しないで、ツイートだけを頼りに、記事を書いてしまったと笑。
えー。
そのアカウントは、ロイターの関係アカウントの「ふり」をしていて、例のロイターのマークを、アバターに使っていたんですね。
今は、ツイッター社に凍結されてしまったそうです笑。
しかし…SNSだけを頼りに記事を書くということは…私でもしないのに、お金をもらっているプロの人が、そういうことをしているんだ…。
驚くなあ。

「私はこれで騙されました」

このツイートひとつ↓で騙されたんだって(今は凍結されている)。確かに、ロイターのマークだけど…。
supre
@ReutersBrkでやると、「凍結されている」になりますから、やっぱりお仕置きを食らったみたいですね。
この2人の白人が、パロディアカウントの運営者で、ロイターのふりをして偽情報を流しては、他人を引っかけて、喜んでいたと。
しかし、その界隈では、すでに有名だったそうです。

すっかり笑い者に

結局、誰かが「そのアカウントはパロディで、もともと、偽情報ばかり流しているんだ」と教えてあげたら、慌てて、記事の削除をして、訂正書きを出したとかで。
しかし、時は遅く、もう、業界ではみんなに知られてしまって、笑いものになっていた。
…バカにされまくって、なんかちょっと、気の毒だけど、ツイートだけで記事を書くとか、商業誌が、そういうことでは…。

「お詫び」

↓このページの下のほうに、書いてありますね。
Editor’s note: This piece originally stated that Reuters reported the names of the assailants. However, the information came from a Reuters parody social-media account. We regret the error and have deleted the information.

編集者後記:この記事は、もともとはロイターが犯人たちの名前を報じたとしていました。ともかく、ロイターから来たと思った情報は、SNSのパロディアカウントでした。
間違えたことを後悔し、記事を削除しました。
なんか、すごい苦しいですね。

教訓

しかし…ちょっとわかったことは、
  1. 英語のほうだと、ものすごい手の込んだ引っかけをやっているお笑いアカウントがあるので、注意が必要
  2. ネットでは、けっこう名の知れた商業誌でも、かなりテキトーに記事を書いているらしい
だから、基本的には、複数箇所で情報を確かめるか、または、なるべく、鉄板なサイトを見るようにすると。
the Daily Beast誌というのは…私は、チェック対象にはしていなかったし、名前を知っていただけなので、ああ、見なくてよかったな、みたいな。