トランプとの会談から2か月後、なぜかシリア訪問

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タルシ・ガバードさんという人は、ハワイ選出の下院議員で、軍隊経験もあるという。
民主党員で、サンダース支持者で、しかし、なぜか、トランプの当選後に会談をしたために、国務長官候補になったのではないかと、噂をされたこともあったけれど、ぜんぜん違った。
しかし…どうも、その際に外交問題、シリア問題も、話し合っていたとされていて、すると、今回のシリア行きは、トランプが背後にいたのではないか…という憶測も成り立つ。
今回の旅行の「結果」から見ると、オバマが始めたシリアでの戦争を、どうやってやめるのか、それを考えている誰かが、彼女をシリアに行かせた、そういう気がするんですが、そう思ったのは、本人かもしれないし、今のところはわかりません。
今週の水曜日に、CNNの番組で、1月のシリア行きについて語ったところ、大バッシングをされているようです。

アメリカはテログループを支援している

"I'll tell you what I heard from the Syrian people that I met with walking down the streets in Aleppo, in Damascus," the Congresswoman said. "They expressed happiness and joy in seeing an American walking through their streets, but [asked] a question: Why is it that the United States, its allies and other countries are providing support and arms to terrorist groups like al-Nusra (al-Qaeda), Ahrar al-Sham, ISIS who are on the ground there raping, kidnapping, torturing and killing the Syrian people?"

「私がシリアの人たちから聞いたことを教えてあげる、アレッポや、ダマスカスで、道を歩いている人たちから」
「アメリカ人に会えて嬉しそうだった、しかし、こう聞かれた、アメリカやその同盟国は、どうして、アルヌスラとかAhrar al-ShamとかISISみたいな、テログループに支援をしたり武器を与えているのか?彼らは、シリアの人たちに対し、レイプや、誘拐や、拷問や殺しをやっているのに?」
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まー、こういう「現地の声」を、欧米の大メディアが、踏みにじって来たわけですね。
「オバマに都合が悪いから」と。
しかし、オバマが辞めて、そしてガバードさんみたいな人が、直接現地へ行って、ビデオを撮って、インタビューをしてきたりしてしまう。
すると、これまで、オバマと一緒に、「テロと戦うという名目で、実はアサドを倒すんだ」と言って、じゃんじゃん戦争に協力していた、メディアやネオコンのメンツは、都合が悪い。
だから、TVでも、SNSでも、ガバードさんを叩いているわけですが、「地元の人の話」はしないで、「アサドは独裁者なのに、会うとか、擁護するなどはけしからん」とか、「ガバードはロシアに金をもらっているんじゃないか」とか、そういう方向で、叩いていますね。
まー、いつものとおり。
都合の悪いことには、触れない、と。
そうそう、ガバードは、アサドとの面会にも成功しているんです。
アサドのことは、「とにかく、彼は、大統領なんだから」「シリアの平和のためには、彼と話す必要がある」と言っている。
アメリカのメディアでは、アサドを大統領と呼んではいけなくて、独裁者と呼ばなければならないとかいう「決まり」があるそうなんですが、ガバードは大統領と呼んだし、現地で面会もしたから、けしからんと。
えっと、地元の人たちの意思とかは、どうなるんでしょうかね。
「とにかく、テログループに支援をしないでもらいたい」と言っているのに。
そういうふうに言うということは、地元の人は「アメリカがテロリストを支援しているということを知っている」ということです。
それでも、無視するのか。

穏健な反政府勢力なんかいない

With Tapper insisting that the US only provided assistance for so-called moderate rebels, Gabbard countered, saying that "everywhere I went, every person I spoke to, I asked this question, and without hesitation they said that there are no moderate rebels."

タッパー(CNN司会者)が、アメリカは、穏健な反政府勢力に支援をしているだけだと固執すると、ガバードは「どこへ行っても、誰と話しても、この質問をしたら、全員がためらうことなく、穏健な反政府勢力なんていないと言った」と反撃した。

"Regardless of the name of these groups, the strongest fighting force on the ground in Syria is al-Nusra (al-Qaeda) and ISIS – that is a fact," Gabbard emphasized. "There's a number of different other groups; all of them essentially are fighting alongside, with or under the command of the strongest group on the ground that's trying to overthrow Assad."

「名前はいろいろだけど、シリアで最も強い勢力は、アルヌスラとISISなのよ、それが事実」 「ほかにも違うグループはいろいろいるけど、基本的には、一緒に戦っているのよ、アサドを倒そうとしている最も力のあるグループの命令のもとに」
穏健な反政府勢力なんかいない、それは、だいぶ前から言われていましたが、シリアの人も、そう言っているなら、やっぱ、そうなんじゃないの。
だったら…テロリストに金や武器を与えていると、そういうことですね。
早くやめたらいいのにねえ。
地元の人たちが「やめてほしい」と言っているんだから。
まー「地元民の意見」が無視されるのは、どこでも同じというか、日本でもそう、米軍基地に反対しているのは、ほんの一握りの人だと言われていて、それも、沖縄の一部の人たちだとか、その人たちは地元民じゃないとか、いろいろ言われている。
結局は、「最も発言権がある人たち」の意見というのは、どうやっても無視されるという仕組みに、なっているみたいなんですよねえ。
本土でだって、安倍普三なんか、一秒でも早く辞めて欲しいと思っている人が、10人中、何人いるのか知りませんが、けっこういるでしょ。
でも、そういう声は、表にはぜんぜん出ない。
空しいですよねえ。