あっという間に人殺しになったトランプ

Special Force
What to Expect After First Trump-Authorized Op Results in Civilian Casualties
さて、この前のイエメンでの特殊作戦ですが。
トランプ就任後、初の肝入り軍事作戦…ということだったようですが、日本のメディアでも、すぐに報道されたので、非常に驚きました。
しかも、民間人の犠牲者が出たということを、報道しているんで、あらら、これは、いつもと違うじゃないか、と。
民間人なら、オバマがあちこちで、何年間もの間、いっぱい殺していましたが、そんなものが、日本のメディアで報道されたことはない笑。
「オバマがまた民間人を殺しました、その中には子供が含まれていました」とか、そんなニュースを、一度でも見た覚えはない。
…明らかに、前とは違う。
何が「安倍が日米同盟の強化を確認」だ、やっていることは、ぜんぜん違わないか笑。

自覚なし

トランプが人殺しになるまでが、予想外に早かったなあと、非常に残念です。
まー、トランプは、死んだ兵隊のことばっかり気にしていて、イエメンで殺した民間人のことは、あんまり考えていないみたいです。
「オレ、もう人殺しになっちゃったんだな」みたいな、そういう自覚も、なさそう。
ドローンを禁止する気なんか、ぜんぜんないみたい(今回の作戦でも、使われていて、民間人を殺したのは、ドローンだったのではないかと言われている)。
トランプはいい人ではぜんぜんありませんが、オバマとは違う大統領でいたいならば、オバマとは違うことをしなければならない。
もしもこれでも懲りず、特殊作戦をやめず、ドローンもやめないんだったら、まあ、「オバマ2.0」ということに、なっていくかもしれないな。
残念だけど。

オバマの置き土産、実はアリ地獄

今回の作戦は、就任後、あまりにもすぐに行われた…ので、変だと思っていたら、やっぱり、ここにはオバマの影が、濃厚だった。
Inside the Yemen raid: Women al Qaeda fighters surprised US forces - CNNPolitics.com
このイエメンでの作戦は、オバマ政権のときから、何か月も検討されてきて、しかし、なぜかオバマが、トランプへの置き土産として、裁可を委ねて、置いて行ったということなんです。
The raid was greenlit by President Donald Trump shortly after taking the oath of office, but multiple officials told CNN the mission had been planned months in advance and had been briefed to then-President Barack Obama.
Both defense and Obama administration officials said the operation was never vetoed by Obama and that "operational reasons" were why it was pushed back after January 20 and why Obama left the task of authorizing the raid to his successor.

この急襲作戦は、トランプが就任してすぐに許可が出たが、複数の当局者がCNNに語ったところによると、それよりも数か月前に、オバマ大統領のときから検討されていたという。
国防省とオバマ政権の両当局者が、作戦は、オバマが却下したわけではなく、「作戦上の都合」で、1月20日以降に、後任者の許可に委ねられたと言う。
…オバマが、他人の成功なんか、願うわけがない。
特に、トランプに花を持たせてやろうとか、そんなことを考えるわけはない。
だから…置き土産には、警戒するべきだったのに。
まー、フリンとか、マティスが、実はトランプの味方じゃなかった、ということなんだろうな。
彼らは、軍事のことがわからないトランプに、「これは、なんかあるから、ヤバいから、やめとけ」というふうに、言わなかった。

失敗だった作戦

トランプが期待して送り込んだNavy SEALs(とアラブ首長国連邦の合同部隊)は、到着してすぐに、敵に探知されてしまったという。
…わざわざ、月の無い夜を選んだはずだったのに、なんやねん。
そして、見張りをしていた女性のアルカイーダ兵に銃撃されて、たぶん、これで唯一の戦死者のオーウェンズが死んだ。
ほかに、数名が負傷した。
行ってすぐに、死傷者が出ているんですから、失敗。
情報も足りなかったと言われている。
行ってすぐに死傷者が出たために、焦ったSEALsは、ドローンの援護を要請、これによって、民間人の死傷者が出たと言われている。
イエメン側では、子供を含む13名の非戦闘員が死亡したと言っている。
アメリカ側(ペンタゴン)は、14名のアルカイダを殺したし、貴重な情報も持ち帰ったので、作戦は成功だったと言い張っている。
…しかし、その貴重な情報というのが、本当にそうだったのかは、誰にもわからない笑。
アルカイダ14人を殺すために、非戦闘員13人を殺し、アメリカ兵1名が死亡して、数名が負傷したなら、この作戦は、失敗ということでいいと思います。
だから…オバマの高笑いが、響いているような気がするんですよね。
そんなに貴重な情報があるとわかっていたなら、どうして、自分のときにやっておかなかったのか?
Obama

イエメンは米軍には鬼門

実はイエメンというのは、米軍には鬼門で笑、2014年には、人質奪還作戦を失敗している。
そうそう、そんなニュースを(英語で)見た覚えがあるなあ…だいぶたってからだけど。
もちろん、当時は、日本では、報道なんかされてなかった。
The challenges of military operations in Yemen were on display in 2014, when US commandos attempted to rescue western hostages, including American journalist Luke Sommers, held by the terror group. That operation was similarly detected by al Qaeda fighters and the hostages were fatally shot during the raid.

イエメンでの軍事作戦のむずかしさは、2014年にあらわれている。
米軍が、テロリストに囚われたアメリカ人ジャーナリストのルーク・ソマーズを含む西側の人質を救出しようとした際。
あの作戦も、同じようにアルカイダ側に察知され、人質らは、急襲作戦の際に、致命傷を負った。

In the latest operation, US Marines aboard the USS Makin Island in the Gulf of Aden were standing by to assist and multiple MV-22 Osprey aircraft were sent to rendezvous with the Navy SEALs and help evacuate the wounded.

その最も最近の作戦では、アメリカ海兵隊がアデン湾のマキンアイランド号でアシストのために待機していて、複数のオスプレイが、負傷者を回収するために送られ、Navy SEALsと待ち合わせていた。

But one of the Osprey's suffered a technical malfunction at the landing zone and was forced to make a "hard-landing," which resulted in three US service members being injured, none of them seriously. The aircraft was deemed unrecoverable and the military conducted an airstrike to destroy the Osprey in order to prevent its technology from falling into enemy hands.

しかし、オスプレイのうちの一機が、着陸の際に機能不全となり、「ハードランディング」を余儀なくされ、3名の兵が、致死傷ではなかったが、負傷した。
当該機は、操縦不能と判断されたため、米軍は、オスプレイのテクノロジーが敵に盗まれないように、オスプレイを破壊するために、空爆をしなければならなかった。
ねっオスやんてほら、そういうお役立ちグッズだから。
イスラエルが、オスやんの購入を取りやめたのは、この件の直後じゃなかったのかな。
まっ、日本には関係ないのよ。そういうのは。
植民地だから。
土人は、死んでもいいわけよ。イエメンの人たちと同じ。
日本人が、イエメン人よりも「上等だ」とか「大切だ」と思われているなんてことは、ないんですよ。
だって、日本の上空では、オスプレイを飛ばすわけだから。
沖縄だけじゃないですよ。
日本全土の「土人」が、イエメンの人とかと同じ扱いだということなんです。

画像は以下より
The Aviationist » U.S. MV-22 Osprey tilt-rotor aircraft crash lands in Yemen during Special OPS raid on Al Qaeda
おいてきぼり
Osprey
盗まれてはならじと、粉々に↓
Osprey3
イエメンのアルカイダって、シリアにいたアルヌスラじゃないんですかね。
アルヌスラだったら、そもそも、オバマが都合よく使っていた勢力で、だからオバマは、ギリギリまで、アルヌスラをテロリスト認定することを拒否していた。
そのあと、トランプが当選してから、アルヌスラ掃討を言い出したらしいけれども、本当に、ちゃんと潰したのかどうかは、知らない。
…だから、そんなに「すぐに察知される」なら、なんかあるんじゃないの。

民間人を何人殺したかが報道されるようになっただけマシか

そんなわけで、イエメンは米軍の作戦には、鬼門だったかもしれなく、そういうのもあって、オバマがわざわざトランプに残して行って、そして周囲の軍人たちから、「これをやれば、得点を稼げますよ」とか言われて、まんまと乗せられたトランプは、墓穴。
もう人殺しになってしまって、先行きは、暗いですね。
しかし、トランプになって、何がよかったかというと「米軍の失敗」が、いちいち日本でも報道されるようになったこと。
「民間人を何人殺しました」とか、ちゃんと報道してくれるようになったこと。
これは、「オバマのときよりは、マシになった」としか、言えませんよね…。

ロシアの情報筋は

なお、例のthe Saker誌(ロシアの情報局筋の人が書いているという説あり)では、こう言っていますね。
TRUMP PRESIDENCY – first SNAFUs already | The Vineyard of the Saker
Americans have a terrible record of doing special ops. The latest one was typical. First, it involved Navy SEALS, one of the most disaster-prone US special forces. Second, it involved special forces from the United Arab Emirates (don’t ask why, just don’t). I am pretty sure that using US Rangers alone would have yielded better results.

アメリカ人は、特殊作戦での成績はひどいものだ。最も最近のものが、その典型例だ。
第一に、Navy SEALSにやらせたこと、アメリカの特殊部隊の中では、もっとも失敗しそうなのに。
第二に、アラブ首長国連邦を参加させた(私に理由は聞かないで、とにかく)。
私は、アメリカのレンジャーだけにやらせたら、マシな結果になったと確信している。
すごい。ロシア人には「アメリカ人は特殊作戦が下手」と、言い切られている。
まー私は、今回の作戦の様子を知って、もしかして、モガディシュのブラックホークダウンの悪夢再びか…みたいな感じだったんじゃないかと、思ってしまいました。
あれは…基本的に、レンジャーが主導して、SEALsは補佐だったような気がするんだが…。
This also begs the question of whether a very intelligent man like Flynn seriously and sincerely believes that he can bully or otherwise scare Iran. If he does – then we are all in a lot of trouble.

フリンみたいな賢い男が、本気で、イランに威張れるとか、いじめることができると、思っているんだろうか。
もいもそうなら、われわれみんなが、もっとトラブルに巻き込まれる。
この筆者の人は、トランプは、二度と特殊作戦をやるな、諦めろと言っていますが…やるんじゃないかと思うなあ。
ただし、希望の光が見えるとしたら、今後の「プーチンとの交渉の行方」ですね。
…ついでに、プーチンが、「軍人の操縦法」も、教えてくれるといいのだが。