「東アジアの一大事」は、一大事ではないかのように見せられている

さて、現在の東アジアで、最大の懸念事項とは、なんでしょうか。
それは…安倍夫妻の不祥事でもなく、籠池という人が国家資産を独り占めにしてトクをしたかどうかということでも、なく、どっかの旅行会社の女社長が杜撰経営をしていたことでも、ないのである。
そんなことよりも、「全員の命や将来にかかわる」という、根本的に気にしなければならない重大事があるのに、イグアナというのは、井戸の中で生まれて、井戸の中に住んで、井戸の中でしか通用しない特殊言語を話しているから、そういうことばかりに集中させられてしまうのである。

すぐに「日本の番」になってしまう

今、一番気にしなければいけないこと、それは、韓国にTHAADミサイルが配備されるかどうか、なのである。
これは、東アジア全体の平和だけでなく、日本の運命にも、直結する。
韓国がTHAADを入れれば、次は、すぐに日本の番である。
ウチの場合は、有料ですよ。アメリカが、韓国と同じように、タダで配備してあげますなんて、言うわけがない。
敗戦国ですからね。韓国と扱いが違うのは、当然です。
さらに、韓国にTHAADが置かれれば、北朝鮮が、これまでで最大規模の、流血の報復に出る可能性があるだけではなくて、中国やロシアも、何かする可能性がある。
だから、韓国のTHAADがどうなるのかということこそが、一大事なのである。

次期大統領は、文在寅で確実?

そんな中、中国政府が運営する、Global Times誌に、「?」という記事が載ったのである。
Suspending THAAD is possible as Moon becomes most likely to win presidency - Global Times
次期大統領は、文在寅でほぼ間違いないと、しているんですね。
moon
From the perspective of domestic politics in South Korea, the opposition party is very likely to win the election on May 9 after Park Geun-hye was impeached. The leaders of the opposition party advocates more engagement with North Korea and may reconsider the joint plan South Korea and the US have made against North Korea. They may also try to ease the tensions with China. The Minjoo Party, led by Moon Jae-in, the most likely candidate to be elected as next president, calls for the immediate suspension of THAAD deployment. He also claimed to review the deployment and see if it suits Seoul's core interest. So, there is a strong possibility in suspending the deployment.

韓国の国内政治事情からすれば、朴槿恵が弾劾されたあとは、野党側が5月9日の選挙に勝つということが、考えやすい。
野党のリーダーたちは、北朝鮮との対話を志向しており、北朝鮮に対抗した韓国とアメリカの合同軍事演習を考え直す可能性がある。
野党は、中国との緊張を和らげようとする可能性もある。
文在寅が率いる民主党、そして次期大統領に選出される可能性が最も高い文在寅は、THAADミサイル配備をただちに凍結することを求めている。
彼は、韓国の国益と一致するかどうか、THAAD配備の見直しをすると言っている。
ゆえに、THAAD配備が凍結される可能性は、強い。
ああそう。
日本では、ぜんぜん報道されていないような気がしますけどねえ。
もちろん、英語のニュースでも、見た記憶がない。
変だな。
さらに言えば、以前の報道では、文は、THAAD推進派だったような覚えがあるのだが↓
どうなる韓国次期大統領~第3の有力馬とは~
……。
THAADは、推進のはずでしたよねえ、この人。
ということは。
中国、やることはしっかりやっていたんだな、というふうに見るのが、妥当であろう。
だから、中国人には、知恵では敵わないんだって、前から言っているんです。
仲良くすれば、いろいろいいことがあるんだから、そっちのほうがいいに決まってる。
私たち日本人は、「中国人と仲良くしたら、すぐにいいことがあった」ということを、よく覚えているはずなのに。
田中角栄が北京に行ったら、パンダがもらえたでしょ。
おみやげがパンダですよ。
中国人と仲良くするというのは、そういうことなんです。
仲良くすれば、なんか、いいことがある、仲が悪くなれば、何をやっても相手には敵わない、だから、戦前の日本人は、中国の人に言うことを聞かそうとして、暴力に出るしかなかったんでしょうね。
「器量では敵わないから、ゲンコツ」とか。本当に、ひどい話です。