「THAADは国民を守る」と強気の朴槿恵大統領

「THAADは国民を守る」と朴槿恵大統領(Korea JoongAng Daily誌より)

さて、今月初めに配置が決定された、韓国のTHAADミサイルなんですが、前にも書いたように、国民には事後承諾で、説明に行った首相が卵を投げられるなどしていましたが、これについては、現在、
  1. 自国民
  2. 北朝鮮
  3. 中国
  4. ロシア
の4か所から、激しい抗議が起こっています。

まっ、韓国を敵国だと言っている日本のアホアホネトウヨが、このミサイル配置に「恐怖を覚えない」「何も言わない」というほうが、変ですよね。
日本に飛んでこないという保証はありませんし、中国や北朝鮮に核兵器があることが、そんなに怖いのならば、韓国がそういうすごい武器を持ったということも、怖くて当たり前じゃないんですか。
ですから、このへんのことは、どう考えても、おかしいので、韓国がこれまでよりも高性能な兵器を持つことに、何も感じない「自称嫌韓派」というのは、要するに、「ネット工作員だ」ということなんですよ。
「アメリカの利益のために働いている安倍普三の利益のために働いている」から、何も言わないの。
それ以外の答えは、ないと思いますよ。
とにかく、朴大統領は、いまだ強気で、「THAADミサイルは、北朝鮮の脅威に対する最適の備えである」と、説明しています。
朴槿恵さんは、今年初めの、慰安婦問題の手打ちあたりから、やることがおかしくなっていて、「何かあったんだろうな」というふうには、思うんですが、まあ、安倍普三と一緒で、「もう、国民のために働いているわけではない」ということは、明らかだろうと思います。

国民の反対

国内では、このように↓、配備予定地の星州郡の首長さん(中央)が、デモの先頭に立って反対中
THAADミサイル配備に反対する星州郡の市民たち
さらに、アメリカホワイトハウスのホームページの陳情コーナーでも、署名を集めているようです。
日本人は、こういうことはぜんぜんしない笑。
まっ、それだけ牙を抜かれ、飼い慣らされているということですよ。
敗戦国として見下され、植民地にされて、71年間も軍事占領をされていれば、そうなりますよ。
「白人がナンボのもんじゃ」なんていう反骨心は、三島由紀夫が、全部、あの世に持って行ってしまいました。
だから、「三島由紀夫のライバルを自称している日本会議」には、そんなものは、ぜんぜん残っていないわけなんですよ。
だいたいの話が、「従米の愛国者」とかって、有り得ないでしょう笑。

環境と人体への影響

どうやら、THAADミサイルは、「金の無駄遣い」というのみならず、環境や人体へのリスクもあるようです。
The key concerns among Seongju residents are potential health and environmental risks from the electromagnetic radiation emitted by the powerful Army Navy/Transportable Radar Surveillance, or AN/TPY-2. The government has denied there are any safety risks.

星州郡市民の主な懸念は、協力なレーダーやAN/TPY-2が拡散する電磁波による人体と環境へのリスクである。
政府は安全へのリスクを否定している。
電磁波が人体によくないというのは、携帯電話で脳腫瘍になるとか、そういう話がありましたが、よくないには決まっていますね。
ヒトというのは、もともとは、そういうものを「大量に浴びながら生きる」ようには、できていないんですから。

北朝鮮も激怒中

Pyongyang also fired three ballistic missiles, including two short-range Scuds and an intermediate-range Rodong, toward its eastern waters on Tuesday as a reaction to the deployment of the Thaad system. On Wednesday it announced those launches were simulations of an attack on the site where the battery will be placed.

北朝鮮は、THAADミサイル配備への対処として、火曜日に、短距離スカッド「ロドン」を含め、東の海へ向けてさらに3発の弾道ミサイルを発射した。
水曜日に、これらの発射はTHAADが配置される予定地からの攻撃へのシミュレーションだったと発表した。

中国は朴槿恵さんに失望中

韓国へのボイコットが高まる

中国では、青島で開催されるはずだった「姉妹都市大邱(テグ)との友好イベント」が、延期されたそうです。
大邱と青島は、1993年以来の姉妹都市で、仲良しだというんですが。
さらに、若者の間では、KPOPや、韓国の化粧品を不買しようという運動も、広がっているとか。
そして、中国人は、これまで「いい人だ」と思っていた朴槿恵さんに、がっかりしたと言っているそうです。
The deployment also tarnished South Korean President Park Geun-hye's image among many Chinese, who felt the "always smiling and friendly president" had stabbed China in the back, said Dong Xiangrong, a research fellow at the National Institute of International Strategy under the Chinese Academy of Social Sciences.

THAAD配備は、「いつも笑顔で親しみのもてる大統領だと思っていた人が、中国の背後から、いきなり刺した」ということで、多くの若い中国人の間で、朴槿恵大統領のイメージを貶めた。
朴槿恵さんは、英語も中国語もできて、すごいインテリなんですが、だから、訪中したときには、中国の大学生を相手に、中国語で講義をやっていましたし、習近平との仲も良さそうだったんで、これまでは、中国人には、ウケが良かったんですね。
特に、昨年の中国での抗日戦争勝利70周年記念の軍事パレードに出席したということが、非常に評価されていました。
「西側諸国」からは、このパレードに出席したのは、朴槿恵さんただ1人だったからです。
だから、中国の若い人たちは、なおさら「裏切られた」という気持ちが、あるのかもしれませんね。

↓ちょっと前までは、こうだったのに
中韓首脳会談
まあ、中国と韓国の関係というのは、長い歴史がありますから、アメリカと日本の関係とは、まったく違いますので、今後また、改善に向けて、何か、新たな展開があるでしょう。
この記事の感じでは、「本格的なボイコットが起こる前に、または、正式な経済制裁をされる前に、よく考えて、善処しなさい」という、そういう感じですよね。
まあ、中国皇帝というのは、そういうものなんです。
中国共産党というのは、中国皇帝の立場ですから、同じような理屈で、同じようなことをしますよ。
「相手」によって、対応を変えるんです。
だから、長い付き合いの親しい相手には、すぐには厳しい対応はしない、「される前に、自分でなんとかしなさい」というふうに、促すんですね。

プーチンも激怒中

最近は、いろいろと動きが目覚ましいプーチンのロシアなんですが、THAADに対抗して新しいミサイルを配置してやるとか、いろいろ言っているようです。
ここも、たぶんですが、経済制裁とか、しそうな感じですね。
とにかく、今、一番「思い切ったことができる」のは、ISISの次は、プーチンですから。
プーチン