内戦とは無関係ではいられない平和維持活動

南スーダンの暴力が医師と平和維持勢力を脅かす(Global Timess誌より)

さて、前にも書いた大変なことになっている南スーダンですが、ここは、日本にも、関係があるわけですね。
その後、どんどん大変度が増しているらしい。

これは↓、2月に国境なき医師団が、地元民の避難を援助している風景だそうです
南スーダンで活動する国境なき医師団
乳幼児をマラリアのテストに連れていくシシリアさん↓7月18日撮影
乳幼児をマラリアのテストに連れていく母親
現在、南スーダンでは、国境なき医師団のほかにも、国連の食糧援助機構、そして中国の平和維持活動軍、などが入り乱れていると。
そして、最低でも42000人の難民がいるそうです。 が、これらの、戦闘行為とは無関係な人たちが、内戦に巻き込まれて、死傷している状況。
「戦争には関係ないから、こっちは放っておいて」というわけには、行かないと。
なぜかというと、国際支援で、食糧や、医療物資が運ばれて来るから、それがある場所に、盗みに来る。
それは普通は、難民キャンプとか、病院ですよね。
だから、盗まれないようにしようとすると、邪魔だから殺そうとする。
そういう循環なんですね。

国連の人道支援は、食糧を盗まれて、すっからかんだそうです。
どれくらい盗まれたかって、4500トン以上だそうです。
送っても送っても、盗まれてしまって、貧しい人たちや、難民の口には入らないと。
なんてことだ。
そういうのを防ぐために、中国軍がいるわけですが、彼らも、狙われて、死傷してしまっています。
南スーダンでは、国民の3分の1が、飢えに瀕しているそうです。
そうなると、放っておいても、飢えて死んでしまう、または、内戦で殺されて死ぬ。
なにかまあ、「地獄」という言葉が、非常に適当な気がしますね。

国境なき医師団を殺しているのは、アメリカも同じ

南スーダンには、国境なき医師団のスタッフが、3300人も入っているそうなんですが、この人たちも、暴力の犠牲になって、死傷しています。
2月には、難民キャンプが襲われて、医師団の医師が死亡しています。
そういえば、国境なき医師団は、アフガニスタンでは、病院直撃のアメリカの空爆で殺されていますね。
昨年の10月でしたね。
国境なき医師団HP

爆撃で炎に包まれる外傷センター
msf2
爆撃直後でぼう然とするMSFスタッフ
msf
ああいうことをしておきながら、「自由と人権の保護者」「世界のポリスマン」を自称しているとか、本当に、へそで茶がわくほど、笑ってしまいます。
さらに、なかなか謝らず、調査もせず、長い間、知らん顔をしておいて、国際世論の非難が高まってから、やっとのことで、オバマがなにかつぶやいて、「遺憾だ」とか言って、それでごまかす。
でも、死んだ人は、帰って来ない。
そういうのが、アメリカですから、だから、アメリカなんていうのは、南スーダンの内戦勢力と、大して違いませんよ。
非戦闘員を狙って、殺しているんですから。
そういえば、セルビアの中国大使館を狙って空爆して、中国人の非戦闘員を殺したこともありましたね。
「あっ間違えちゃった」とか言って、ごまかして。
私ははっきり言って、アメリカとテロリストと、どっちがどの程度「悪人」なのか、よくわかりません。

中国の平和維持活動方針

During the violence, two Chinese UN peacekeepers, who were lightly armed as required for peacekeeping, were killed on duty.

The soldiers were on patrol in an armored vehicle near a refugee camp in Juba on July 10, when shelling killed them and injured six others.

暴動の間、規定によって、軽武装で活動をしていた中国の国連平和維持活動従事者たちは、任務中に殺された。

兵士たちは、7月10日に、武装車両でジュバ難民キャンプ周囲を警備していたが、砲撃で殺され、残る6名は生き延びた。
中国は、このまま黙って人民解放軍の兵士たちを殺されているわけにはいかないと思って、何をしたでしょうか。
中国はまず、代表団を派遣して、「南スーダンの周辺国」の協力を得て、停戦を説得させることを、目指したんです。
ケニアやウガンダに行って、南スーダンの内戦を停戦させることへの協力を依頼した。
ほかの、アフリカ諸国のリーダーたちとも、交渉をして、頼んでいるそうです。
中国のアフリカ担当相は、このように言っているそうです。
Zhong said that China supports African countries resolving African issues in an African way and regional countries in maintaining communication and coordination with relevant parties involved in the South Sudan issue.

中国は、アフリカ諸国が、南スーダン問題に関係のあるアフリカの関係者どうしで話し合って、調整をして、アフリカのやりかたで問題を解決することを支持する。
そうそう、こういうのが、東アジア流なんです。
アメリカみたいに、「言うことを聞かないなら、こうだぞ!」と、すぐゲンコツを出すのとは、違うんですね。
とにかく軍隊の力で、爆撃をして、ねじふせて、言うことを聞かせるとか、邪魔だったら拉致してしまうとか、暗殺をしてみるとか。
中国は、アメリカとは文化が違いますから、そういうことはしないんですね。
そういうことをして、大失敗をして、米兵を殺されて、撤退したのが、ソマリアのモガディシュの動乱でしたね。
中国は、そういうことをよく見て勉強しているし、同じことはしない。
アフリカ人どうしでなんとかさせる、これこそが、最も賢いやりかたです。

同じ力がないのに、同じことをしたいと言うクルクルパー

まあ、日本が南スーダンに武装兵を派遣して、中国と同じように殺されたとしても、「殺されないようにしたい」からと思って、中国と同じようには、できませんよね。
中国は、アフリカに多大な投資をしていて、最近では、非常に関係が深いから、こういう発言権が持てる。
アフリカの国に対し、中国の兵隊を殺さないようにしてくれと、言うことができる。
さらに、広い中国国内では、アフリカから、たくさんの黒人移民を受け入れて、最近では、中国人との国際結婚も進んでいる。
こういう「背景」がないと、「発言力」というものは、持てないんですよ。
そういう背景がないのに、同じことをしたいとか、武装兵を派遣したいとか、バカじゃないですか、本当に。安倍普三は。