なんとなく影が薄かった朴大統領

さて、フィリピン大統領のドゥテルテと、アメリカのオバマの激突があったラオスのASEANサミットですが、私がちょっと気になったのは、韓国の朴槿恵さんでした。
韓国の朴槿恵大統領
まあ、私以外にも、朴槿恵さんのことが気になって仕方がないという人は、いっぱいいるみたいですが、それらのほとんどは、工作員ですから、別に、どうでもいいんだ。
その人たちは、自分の意志でやっているわけでは、ありませんから。
ともかく、晩餐会の全体写真で見たときに、朴槿恵さんが、なんと、一番はじっこに写っていることを、確認したんですね。
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あらー、女性が一番はじっこだなんて…。
がまあ、朴槿恵さんが「あの位置」に行ったというのは、「自分の意向」というのも、あったのかもだなあという気は、しますよね。

朴大統領の変節

朴槿恵さんは、韓国の人の代表として、安倍普三のような、おぞましい日本の歴史修正主義者と戦って、そして、中国とも仲良くして、昨年の抗日戦争記念パレードにも、「アメリカの同盟国」としては、唯一、出席をしたことで、習近平のウケも良かったんですが…昨年の終わりか、今年のはじめごろから、急に、方向が変わって、おかしくなった。
国民には無断で、勝手に、安倍普三といい加減な手打ちをやって、歴史問題を「終わらせようと」しました。
これは、アメリカの指令でしょう。
さらに、アメリカの言いなりになって、血税を湯水のように使って、THAADミサイルのような、人体への影響も心配される「高価な買い物」をしてしまった。
どうしたんでしょうか。いったい。

「中国と仲良くしても、北朝鮮の脅威に対抗できない」

私にはわからないんですが、まあ、「なんかあった」んでしょう。
なんなのかは、わからない。
表向きには、「中国と仲良くしても、北朝鮮の脅威に対抗できない」「中国が何もしてくれない」という、「国民の不満」や「不安」が、動機だとされていますね。
けれど、本当に、そうかなあと。
彼女が、クリスチャンだったというのを、知らなかったんで、ああ、と思ったんですが、まあ、彼女の急激な態度の変化の理由について、本当のところは、よくわかりません。
けれども、今回のASEANの会議では、ひっそりと、目立たないようにしていたぽいというか。
スーチーさんが注目されたせいもあって、妙に影が薄かったぽいような。
写真でも隅っこに行ったというのは、これは、「自分でもわかってるから」ですね。
ASEANの会議だったら、「主役」は、中国の首脳で、今回なら、中国の首相です。
だから、真ん中に写るのは、李克強さんと、決まっているんです。
そうなると、朴槿恵さんが、自分からはじっこに行ったのは、これは中国への遠慮ですよね…やっぱり。
THAAD導入で、中国を怒らせていることがわかっているから。
今はちょっと、李克強さんの近くには、行けないというふうに、思っている。
だから、「中国に不義理をしている」ということは、わかっていてやっているんですよね。

セウォル号沈没被害者家族との対話

私は、セウォル号の沈没事故の直後に、朴槿恵さんが、現地を訪れ、家族に詰め寄られている場面を見た記憶があります。
セウォル号沈没事故後の朴大統領
彼女は、大統領なのに、直接、家族の人たちと面と向かって、文句を言われることを、選択したというか、そこらへんが「アジアの政治家」なんだなあと、そういう感じがしたんですね。
「安全を保証するのは、国の役目だ」と、家族に責められて、「安全な国、安全な国」と、うなずいていたのを、覚えています。
だから、この人は、「アジアのリーダー」なんだなあと、思ったんですが。
安倍普三だったら、絶対に、そういうことはしませんよね。
自分が詰め寄られそうな場面は、そもそも作らせないし、行かない。
地元民と直接話したりは、絶対にしない。
「西洋流」というか。「アメリカ流」というか。

中国政府は様子見、どうする朴槿恵さん

いっぽう、THAAD配備決定後には、中国の若い人たちが、ずいぶんとがっかりしていたようで、例えば、ある若い女性が、「彼女が訪中して、にこにこしながら中国語で挨拶をしたときに、いっぺんに好きになったのに、裏切られた、中国の背中からナイフで刺すようなことをして」と、憤慨コメントをしていたのを、見ました。
つまり、朴槿恵さんのこれまでの印象が、すごくよかったからこそ、裏切られたと思ったときの失望感が、大きかったと、そういうことのようです。
中国の若い人たちの間では、韓国旅行をやめようとか、韓国製の化粧品とか、タレントを不買しようという運動が、持ち上がっているようですが、政府側は、まだこれを「静観」しているというところですね。
中国政府は、そうやって、まずは、「若い人たち」が騒いでいるのを、静観しつつ、それを見た「相手」が、どう出るのかを見定めて、「政府としてどうするのか」を決めるんです。
だから、逆に言えば、「若いはねっ返りたちが騒いでいるうちに、自分から態度を改めれば、もっと重いペナルティは課さないよ」という、そういう意味でもあるんです。
朴槿恵さんは、そういうことも、わかっているはずなんですが、果たして、どうするつもりなのか、これでやっていけるという目算があるのか、どういう「青写真」を描いているのか、私には、よくわかりませんね。

まあ、こっちも、韓国の心配ばかりもしていられないというか、次にTHAADを売りつけられるのは、間違いなく、日本ですから。