ますます訳が分からなくなったシリア情勢

さて、訳が分からないことになっていると言えば、シリア情勢で、特に、前に書いた「ロシアが海上からの砲撃でアレッポの秘密基地を攻撃し、30人の情報将校を殺した」とされている件です。
まあ、海上からで、そこまでピンポイントで狙えるんだなあという、そこらへんの、技術の進歩にも、びっくりするわけなんですが。
だからまあ、最近の「誤爆」とかって、ほとんど「誤爆と言っている狙い撃ち」なんだろうなあと、そういう感じがしてしまいますよね。
ともかく、これって…宣戦布告もしていないけれども、戦争行為だと思うんですが笑、そのあと、アメリカもロシアも、宣戦布告をしていないし、イスラエルもそう、さらに、「報復」らしきものも、まだ発生していないようなんですよね。
…どういうことなの。

まったく報道されていない

私はその後、この件が、どういうふうに展開するのかと思って、注意はしていたんですが。
ちょうど開かれていた国連で、シリアでの対ISIS戦略をめぐって、米露が互いに非難しあうということはあったんですが、そしてそれは、日本語のメディアでは、「アメリカがロシアが信用できないと非難した」という、一方的な形で報道されていますね。
しかし、「ロシアの海上砲撃で30人が殺された件」については、ぜんぜん出ていないでしょ。
さらに、大手メディアでは、相変わらずこの件を黙殺中。
英語のほうでも、もちろん日本語でもですよね。
本当に、驚きますよね。これだけのことが、まったくスルーされているなんて。

「共闘をやめるぞ」と言ったって

だから、発行元のわからない怪しげな英語のサイト以外では、イランの国営新聞くらいしか、ないんですよね。
あとは、ロシアの国営新聞のSputnikですが…ここも、なんか、よくわからない。
国連で、ケリーが「シリアの対ISIS戦でのロシアとの協力をやめるぞ」と脅したと、そのくらいまで。
…まあ、「やめるぞ」たって、同じところで戦争をやっているんですから、「やーめた」だけで済むというわけがなく、共闘をやめるなら、「敵」になるしかないんですよ。
そうなれば、互いに、相手を見つけたら、殺し合うということ。
しかし、そういうことができるとは、思えない。
そうなったら本当に、「アサド政権+ロシア 対 アメリカその他+シリア反政府軍」になってしまうし、そうなると、ロシアは、アメリカと戦争をすることになる。
それは、アメリカはできないはず。

盗人猛々しい

というかまあ、盗人猛々しいわけですよね。
停戦協定を破って、シリア政府軍を「誤爆」したのは、そもそも、アメリカじゃないんですかと。
そして、それを指揮していたのが、モサドがいた秘密基地で、だからロシアが報復でそこを海上砲撃して潰したと。
「そういうこと(アサド政権を倒そうとすること)は、もうやめなさい」と。
さらに、ロシア側は、これまでアメリカが支援をしてきた特定の反アサドグループを、テロリストとして、連合軍から除外するように要求していたというんですが、アメリカ側は、していないらしい。
その記事が、どこで見たどれだったか、ちょっとわからなくなってしまったんですが、なんか2つくらい名前が出ていましたね。
あとは、ロシア側は、アメリカが、アレッポでドローンを使っているのではないかと非難しています。

画像はAlalam誌より
aleppo2
allepo

どうしてもアサド政権を倒したいのは、本当は、イスラエルのためなのか?

シリアは、アメリカの介入のせいで、本当に、無茶苦茶なことになってしまって、だから「よその国の政権を倒す」だの「変える」だのと、そういう神様みたいなことは、いい加減にやめなさいという話だと思うんですね。
そもそもの話が、アサド政権を倒そうとしていたグループと、アサド政権の軍隊が、ISISを倒すために一緒に戦うとか、そういう時点で無理がありますよね。
さらに、反政府グループのほうは、ISISシンパが混じっているとか、けっこう寝返るとか、そういうのがあるんだから、そいういうのがあっても、とにかくアサド政権潰しをやめないとか、そういうんだったら、そもそもの話が、ISISは居てもいいとか、潰さなくていいとか、そういうことなんじゃ?
なんとなくまあ、もしかしてこれは、イスラエルの「領土拡張計画」じゃないのかなあ、みたいな気も、しなくもないですね。
アサドを倒す、それに乗じて、東北方面に領土を広げてしまおう、みたいな。
まあ、イスラエルの「膨張欲」って、ものすごいものがありますから、モサドがそこまでしてアサド政権を倒そうとしているのであれば、それは、「自分のため」としか、考えられないような気がするんだな。
israel

どうしてもアサド政権を倒したいアメリカ~これが本当の理由なのか~

さて、アメリカその他が、どうしてもアサド政権を倒したいのはなぜなのか、これについては、前にも書いたんですが、ずっと不思議に思っていました...